外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

料理ができるということ

最近になって少しずつ、また料理を作るようになりました。 きっかけは、お弁当にクリームシチューを持って行ったこと。 ここではルーが高価なので、私は小麦粉から作るのです。 そして、私が食べていると、クラスメイトの日本人に、 「ルー高くない?」 と尋…

Be nice

私のお気入りの落書きです。"Be nice"親切にしてね。という意味なのはご存知の通り。では、何が私のツボにハマったのかというと、それはこの言葉が落書きであるという点です。もちろん落書きは良くないことです。日本でも禁止されていますし、都会で落書きを…

私を覚えてもらうキッカケに

語学学校には本当にいろいろな人がいます。 その中で強迫性障害患者の日本人はおそらく私だけです。 メンタルケアのために頻繁に日本人スタッフさんとお話したり、先生たちを休み時間や放課後に訪ねて相談事をしたりしています。 また、クラスや担当の先生が…

Pretty cute の罠

It is pretty cute. これを訳してみてください。 Pretty は「可愛い」で、Cute も「可愛い」。 ちょっと混乱しませんか? よくよく見ると接続詞もありません。 では、この文章自体が間違っているのか。 いいえ、そうではありません。 この問題の肝は“Pretty”…

出てこなかった言葉

よく英語が喋れないと誤解されてしまうが、パニック状態の時です。 不測の汚いと思う場面に遭遇すると、声が出ないのです。 たくさんの考えが頭を駆け巡りますが、何も言えずに終わって、後から呪文のように、気持ち悪いと呟くということが、多々あります。 …

私だから教えられる日本語

友だちになったタイ人の子に休日、呼び出されました。 曰く、英語の練習をしたいとのこと。 私も勉強をするいい機会なので、誘いに乗りました。 私がその子のスピーキングのミスを見つけて、正しく直すという感じで、雑談をしていました。 そこで、ふと日本…

タイツのままシャワーを浴びる

雨の日は外出したくありません。 しかし、どうしても学校に行かなくてはいけない日もあります。 そしていざ、エントランスに辿り着くと、雨が降っていなくても、地面がぐっしょりと濡れているのが見えます。 すると外に出るのをためらってしまいます。 私は…

宅配便が怖かった

私はダンボールが苦手です。 一人暮らしをしていた頃、実家から送られてくるのはいつも1番大きなダンボールでした。 中には愛情の品がいっぱい詰まっていて、私は嬉しかったはずなのです。 しかし、当然のことながら大きなダンボールは重く、宅配業者の方は…

±10キロ

9ヶ月目に一時帰国した時に体重を測ったら、なんと5キロも増えていたのです。 原因はお薬とホームステイ時代の食生活だと思われます。 あの時期はとにかく空腹で、家での消化の良すぎるベジタリアンの食事では足りず、間食もしていました。 また例えビーガン…

ツイッター始めました。

タイトルにある通りツイッターを始めてみました。 私自身たくさんの人々に出会ってきた中で、同じような病に悩まされている方を見かけてきました。 しかし、交流を上手くもてたことって実はそんなにないのです。 そのため他の方々がどうやって乗り切っている…

はじめてのアルバイト

私は日本でのアルバイト経験がありません。 それというのも、この病気が原因です。 多くの人と関わるお仕事だといちいちocdの症状を説明していられませんし、なにより理解してくださる方が少ないのです。 そして、業務内容も選びます。 その結果、何もできな…

教育を語る

アジア人同士でよく話題になるのが教育です。 それというのも、私のいるところと東アジアでは完全にフォーカスしている分野が異なるからです。 どっちの教育がいいか、考え方は人それぞれでしょうが、少し考察してみようと思います。 私のクラスメイトのお子…

聞き取りにくいのはどっちでしょう

私のクラスは16人。 うち4人以外は全員がサウスアメリカン。 南アメリカでは何語が喋られているか、ご存知ですか。 ブラジルがポルトガル語で、それ以外の地域はスペイン語です。 巻き舌が特徴的なスペイン人の発音がなんせ聞き取りづらい。 しかし、一方で…

意外!? 海外で人手が足りない職業とは

ワーキングホリデーってどういうイメージがあるでしょうか。 ホリデーというだけあって、バカンスを楽しみながら、ちょっとゆっくりして日頃の疲れを癒す、という印象を受けられがちです。 しかし、実際には1年の滞在期間のうち3ヵ月から半年を語学学校で過…

病気が私の背中を押した

最近になってよく考えることがあります。 なぜ私はここにいるのか。 そんなの理由はわかりきっているのです。 日本にいたら、家から一歩も出られないほどの激しい強迫観念とそれを打ち消すための強迫行為にさいなまれるからです。 手はあかぎれでボロボロに…

サイズがわかりません

洋服を買う時に一番困るのがサイズの問題です。 私は病気による不潔恐怖が原因で試着が嫌いなので、表記を見るしか方法がありません。 しかし、sとかmとかって同じ文字なのに日本のもののと大きさが違うのです。 しかも、us表記やらeu表記やらと、なにかとや…

マネキンはあてにできません

洋服を買うとき、私は特定のブランドばかりを追いかけるのではなく、好みのものが目に入ったら候補に入れます。 そのため、マネキンが着ている服の系統でお店に入ります。 しかし、そのコーディネートをそのまま買うわけではありません。 というのも、私とマ…

ほしかった言葉

愛してるってずっと親に言ってほしかったのです。 少し愛情を感じるくらいでは確認行為のひどい私には足りないのです。 大切にされていることを言葉で以って知りたかったのです。 海外に来て、とても驚いたこと。 それはいとも簡単に私がほしかった言葉を交…

真冬でもコートは着ません

去年の冬は寒くて寒くて仕方がなく、ベッドに入る時もコートを着ていました。 しかし、慣れてしまったのか、今年はどうってことありません。 秋のはじめくらいの格好で出歩いています。 もちろん、コートを着込んでいる方もいますが、中には半袖で姿の人もち…

ブラジルの人、聞こえていますか?

小学生の頃に信じていたこと。 それは地面をずっと掘っていけば、裏側の世界、ブラジルに辿り着くのではないか。 そう思っていました。 そして、それは私だけでなく、昼休みに校庭を掘っていた子もいました。 お笑いでもありますよね。 地面を叩いて、ブラジ…

これが台風じゃないなんて

大雨です。 この時期になると雨季とでもいうのでしょうか、毎日のように雨が降ります。 朝は晴れていても、夜になると……なんてことが多いのですが、最近では昼間だろうと容赦なく降ってきます。 しかも風が異様に強いのです。 信用はしていませんが、天気に…

天気予報は信じていません

日本の天気予報ってすっごくよく当たりますよね。 というより、そのための予報ですよね。 しかし、こちらではそうもいきません。 ホームステイをしていた時、天気予報をテレビで確認したいと言うと驚かれたことがあります。 今でこそ、その理由を理解できま…

届かなかった薬

強迫性障害患者の私に欠かせないもの。 それがお薬です。 留学して飲む量は減ったものの完全に手放すことはできません。 ご存知の方も多いと思われますが、ざっくり説明しておくと、急に服用をやめると返って悪化する危険や体調不良に陥る可能性があるのです…

私たちはひとりだ

ホームシックになる学生さんってだいたいホームステイをしている気がします。 というのも、身近に家族を感じながらの生活なのに、自分の家族はそこにはなく、他人の家族に入り込めないからです。 私にも経験があるので、わかります。 しかし、私はホームステ…

舌は尖っていますか?

これは比喩というか イディオムの一種です。 Sharp tongue まあ、尖った舌です。 ポルトガル語やスペイン語では同じ単語の組み合わせで、これと同じ意味になるのだそうです。 でもこれ、日本語に訳すともっと強烈な言い回しになります。 みなさんもご存知の…

でもデモだっての平和な世界

私がこの国でデモを見たのは1回きりです。 メイン通りを全部埋め尽くして、学生さんが運動していました。 地面に寝そべって、車道を塞いでいたのが特徴的でした。 そのせいでバスも車も交通どめ。 歩行者もスクランブル交差点を渡れない始末。 デモの内容は…

今時の電話ボックス

最近では見かけることも少なくなった公衆電話を覚えていますか? 私が幼い頃は駅前に並んでいました。 そして、いつの間にか姿を消してしまったようです。 しかし、ここに来て私は電話ボックスと再会しました。 それはスマートフォンに1日1ギガくれる電話ボ…

ありがとうって言われたら

どういたしまして。 この言い回し、英語の授業で習ったことがないかもしれません。 もしかすると、中学校の最初の方で触れはしているのかもしれませんが、私が記憶している限り日本で使ったことはありません。 というより、圧倒的に謝るシチュエーションが多…

私たちは謝りすぎているのかもしれない

日本人の特徴の1つと言われるのが、Thank you よりも圧倒的に Sorry を口にする回数が多いことです。 中には、私もたまにやってしまうのですが、 Sorry,thank you という重ね技を使うという人も。 ある種の文化だと思います。 ありがとうよりもごめんなさい…

Good bye は言わないで

中学校の英語の授業で最初の方に習うこと。 それは挨拶だったのではないでしょうか。 特に出会いの挨拶。 Hi とか Hello とか。 何の疑問も持たずに受け入れられる言葉たちです。 一方で別れの挨拶はどうでしたか? 私は see you を覚えながらも不思議に思っ…