ブラジルの人、聞こえていますか?
小学生の頃に信じていたこと。
それは地面をずっと掘っていけば、裏側の世界、ブラジルに辿り着くのではないか。
そう思っていました。
そして、それは私だけでなく、昼休みに校庭を掘っていた子もいました。
お笑いでもありますよね。
地面を叩いて、ブラジルにいる人に呼びかけるネタ。
地理なんて知らないうちから、ブラジルのことを考えていた時代を今になって思い返します。
裏側にあることと、名前しかわからないのに夢中になっていました。
さて、私はここでたくさんのブラジル人と出会いました。
会話をし、一緒に食事をとり、ハグをします。
小学生の私はきっと想像もしていなかったでしょう。
一生、会わないままで終わると感じていたのだろうと思います。
しかし、現実にはこうして触れ合ってきるのだから、人生わかりませんよね。
私はかつてブラジルを想い、日本にはブラジルに語りかけるギャグがあることを彼女たちに伝えました。
すると、返ってきたのは意外な反応。
曰く、ブラジル人も裏側、つまり日本に同じようにしていると言うのです。
これには驚きました。
ところ変われど、発想は一緒なんですね。