外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ビーガンと避難生活

Lさんの運転で着いたのは彼女の家でした。 そこで現地のおじいちゃん、おばあちゃんご夫婦と住んでいるのだということでした。 彼女はまず私に温かい食事を振舞ってくれました。 トマトソースのパスタ。 ありふれた料理かもしれませんが、私にとっては久しぶ…

I can’t trust you anymore! で家出しました 後編

ひたすらに彷徨い歩いて、見知った道が見えてきました。 迷子になったので、おそらく1時間ほどかけて着いたと思います。 陽は沈みかけていて、ほとんど人はいませんでした。 いつものバス停へ向かっていると大声で誰かが私の名前を叫んでいるのが聞こえまし…

I can't trust you anymore! で家出しました 前編

そして、ある日ホストマザーが突然言い放ちました。 「部屋を綺麗にして。それから、明後日は6時まで帰って来ないで」 私に、学校が終わったら同じところに滞在している日本人の男の子を迎えに行って、また私の学校があるcityに戻って時間を潰すようにと伝え…

After all, it isn’t my business, right?

神経をすり減らしながらも、私は毎日のように通訳に徹していました。 そんな中、ホストマザーは私と同じステイ先の日本人の男の子の学校から送り迎えをしていないと注意を受けた日がありました。本当はホストが車で通学の手助けをする契約だったそうなのです…

私もいじめられる理由の1つでした

ある日、私がステイ先に戻るとホストシスターが泣きじゃくっていました。 彼女はプライマリースクール、小学校に通っていました。名前を仮にJとします。 Jは活発で、演技が上手く、いつも私を笑わせてくれる、素直で優しい子です。 私は彼女と過ごす時間が1…

It isn’t my business ってこのことです!

ようやくホームステイにも慣れて来た頃。 日本人の中学生が同じ家に10日間滞在することになりました。 私の通っている語学学校では、同じ国籍の生徒を同時に受け入れることを禁止しています。つまり、相手の使っている会社がそれを良しとしようがしまいが、…

ゴミ箱を漁らないで

自分の使用したもの、例えば鼻をかんだ後のティッシュなどをまじまじと見られるのって嫌ですよね。 多くの方が少なくともいい心地はしないと思います。 日本の田舎でもたまに他人の出したゴミ袋を勝手に開けられる方、いらっしゃいますよね。ご近所トラブル…

シャワーを浴びてもいいですか?

毎日のようにお風呂に入る。日本人にとって当たり前の習慣ですよね。 私はとにかく清潔にしないと布団に入れないタイプ。高熱でも身体を洗います。 海外では1回12分以内が好ましいみたいですが、かつて私はそれに2時間ほどかけていました。何度も心療内科の…

キレイにしたいだけなんです!

ホームステイをする時、洗濯は週に1回と思っておいた方がいいよ、と言われたことがあります。 しかし、現実はそう甘くありません。家事は週末にしかしないという、私の滞在していた家では2週間に1回。しかも、乾燥機なんてありませんし、庭に干すというスタ…

ベジタリアン? ビーガン?

私にとって不自由だったのは食事でした。 事前情報にはありませんでしたが、ホストファミリーは菜食主義者。つまり、食卓には野菜しか並びません。しかも、インド人。 全ての味付けにスパイスがふんだんに使われていて、とても辛くて食べれません。もともと…

異文化体験ホームステイ

前回はちょっと閑話を挟んでしまいましたが、元のお話に戻ろうと思います。 空港から車で30分程でステイ先に到着しました。緑の多い住宅街です。 私を出迎えてくれたのはホストマザー。 彼女はまず最初に靴を脱ぐように言いました。もちろん戸惑います。 だ…

強迫性障害女が決断への道で迷子になった話

私は強迫性障害、通称OCD患者。 正式な診断を受けたのは2年前だが、これとの付き合いはもう10年になる。 もはやこのことを隠しもこの事実から逃げる必要などない。 もちろん診断された当初は恥ずかしかった。 強迫性障害は「障害」ではない。心の病だ。 しか…

飛行機の中の緊張

ふつうフライトといったら、機内食を摂って、映画を見て、眠るだけというイメージかもしれませんが、私にとってはそんなに簡単なものではありません。 手荷物検査の時点で心労による負担があまりに大きいのです。 デバイス、電子機器は当然のことながら洗う…

出国前に 常服薬・クリニック編

私のような精神疾患患者に欠かせないのがお薬です。 森田療法を受けているのですが、それには服薬と心のケアが必要です。 普段から飲んでいるのがレクサプロとメイラックス。鬱病の治療にも使われものです。 毎日の摂取が必要なので、私は国外に持ち込み、定…

出国前に お家編

無事に学校が決まったら、次の問題は住む場所ですよね。 選択肢は主に3つ。 ホームステイ、寮、フラットです。 それぞれの特徴を紹介していくことにしましょう。 それでは、ホームステイから。 現地の人の家にお金を払って住まわせてもらうことというのは想…

出国前に 学校編

学生ビザ利用での渡航となると、当然のことながら学校に通う必要が出てきます。 強迫性障害患者を受け入れることのできる施設を探すこと。 これが第一の関門でした。 しかし、海外では日本よりもこの病気の認知度が高いためか、旅行会社が提携している語学学…

出国前に ビザ編

話はちょっと戻りますが、ビザについて記しておきましょう。 利用できるものは主に3種類。 学生ビザ、ワーキングホリデーそしてワーキングビザです。 このうち最も取得困難なのが、ワーキングビザです。 ワーホリは働くもよし、勉強するもよし、旅するのもよ…

なんで私が海外に!? 後編

どこか私のことを知らない人しかいない世界に行きたい。 そう願うようになって思いついたのが海外。そこでなら新しい人間関係を築けるはず! という安直な考えでした。 幸い、もともと家族に留学するよう勧められていたので、話は案外すんなりと進みました。…

なんで私が海外に!? 中編

さて、管理してくれる人のいなくなった私はもはや自分を止めることはできません。 手洗いに小1時間、シャワーに2時間と時間がとてもかかります。 それでも、出席と成績だけは守り抜きたい一心でした。これも一種のこだわりです。 地元では世間体があるから、…

なんで私が海外に!? 前編

今回は私が日本を離れた経緯を書いていこうと思います。 前回、お話したように私は自力での生活が困難になりました。 欠席、遅刻が怖くて学校に行く。それ以外には何もする気が起きませんでした。 玉ねぎ、じゃがいも、砂を連想させる食べ物に触れることすら…

潔癖症だと思っていた私のこと

少しだけ自己紹介をしますね 私は強迫性障害(ocd)患者として10年近く過ごしてきました。 まあ3年前に心療内科を受診するまで全く気づかなかったのですが…… 明らかに異常だったと今なら断言できますけどね。 これは鬱に似ています。 違うのはそこにトラウマ…

はじめましてのご挨拶から

はじめてブログを書いてみようと決心し、記事を投稿します。 私の日々の生活で、何か誰かの役に立つことが一つでもありますように。 そんな願いを込めて、お話を共有できたらと思います。 それでは次回からちょっぴり変わった記録を綴っていきたいと思います…