外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

空港で泣いたわけ

私は飛行機も苦手なのですが、それよりも空港に苦痛を感じることが多々あります。特に手荷物検査で、OCD のため携帯端末を取り出すことが難しく、以前の帰省の際には、 「飛行機乗るの!? 乗らないの!?」 とかなりまくしたてられ混乱しパニックに陥ってしまい…

日本人の香り

私たちは醤油の匂いがする人種なのだそうです。 気になって他の国からの友人に聞いてみたことがあります。 しかし、そんなことはないと言われました。 自分の体臭というものに私は恐怖を覚えます。 日本にいた頃、よくいい匂いがすると言われていました。 そ…

自信がないから

私は可愛いものも、可愛い子も大好きです。 それは外見だけの話でなくて、内面の可愛さも重視しています。 可愛い友人たちに囲まれて幸せを日々感じています。 その一方で1人きりになった途端に自分の醜さにおののくのです。 こんな私がこの子たちの近くにい…

聞き取れないからつまらない

最近の授業は面白くありません。 それというのも、聞き取れないからです。 もちろん先生の言葉は問題ありません。 ここでの聞き取れない問題はクラスメイトによるものです。 今のクラスのナショナリティは日本人が数人の他は全員タイ人、ベトナム人という構…

眼科がない話

朝起きたら、目が痛く痒かったのが最初でした。 この感覚には覚えがあります。 ものもらいです。 実は留学の1週間前にも日本でなっていて、慌てて眼科に駆け込みました。 その時はけっこう膿も出ていたため、初診で目薬、その2日後に瞼を針で刺して膿の残り…

サマータイムの終わりと始まり

時差が変わるサマータイムを気にしている人ってあんまりいません。 しかし、私はすごく神経質に確認してしまいます。 1時間も時間が進むということはとても大変なことです。 授業や仕事に遅れないかハラハラするのです。 携帯端末は自動で時刻を調整してくれ…

自信

誰にでも自信がある瞬間とない瞬間が訪れるものだと思います。 それは大きなものでなくても、例えば「私の発言が採用された」とかそんな程度のことからくる自信でもいいのです。 一方でとてつもない自己肯定感の低さに悩まされるものです。 ちょっとの批判が…

変な人

私の身に起きたことです。 本当にショックで死にたくなるような出来事でした。 私たち精神疾患持ちは避けては通れないのかもしれません。 それでも、道徳的にも感情的にも受け入れられませんでした。 始めに言っておくと、私の居る国はかなりマイノリティに…

アルコール

私にとってアルコールは2つの面を持っています。 ポジティブな面としては、不潔恐怖持ちには欠かせないであろう消毒としての役割です。 ウェットティッシュは私の生活になくてはならない大切な存在です。 これがないと生活できません。 毎朝、学校の机を拭…

隣の芝

隣の芝は青いとはよく言ったもので、外国人の友人によく羨ましがられることがあります。 一方でそれは私はそれをコンプレックスだと感じています。 その正体とはまぶたです。 奥二重なのですが、ほとんど一重にしか見えないし、アイプチもしにくいので困って…

怖い音

私には苦手なものがたくさんあります。 しかし、音に関して言えば1つしかないのです。 もちろん、大きな音がいきなり聞こえると驚きはしますが、苦手とまではいきません。 そんな私が恐怖の対象とするのは、ボールの跳ねる音です。 道端でよく遭遇するが、…

お金を洗う話

お金が世界で1番の汚いのだと説かれたことがあります。 しかし、私達は貨幣経済の世界に生きているのですから、日々お金に触れて過ごしています。 実際にそうしないと、いくらキャッシュレスが進んでいるといっても生きていくには限界があります。 私が日本…

レシートを捨てられない、もう1つの理由

私のレシートの溜め込み癖を悪化させた出来事があります。 最近では無人レジが多くなって、近所のスーパーマーケットにはそれしかありません。 そして、私がもう何度も繰り返している現象がこのせいで起こっています。 それは機械がお金を飲み込むというもの…

中指を立てられたことはありますか?

これは実際に私が体験した出来事です。 私が歩道を歩いていた時のことです。 車が歩道と歩道の間を通ろうとしていたので、私はそれを待っていました。 しかし、その車の主は私に中指を立ててきたのです。 初めてのことでした。 外国人の男の人に、しかも初対…

溜め込み

私は溜め込み癖の少ない方だと思います。 それでも捨てられないものはやはりあります。 教科書、ノート、プリント類は小学生の頃からずっと捨てるのが怖かったのを覚えています。 今でも相変わらず教材は捨てられません。 一方で最近の悩みの種はレシートで…

病気を理解してくれる人

本当に恵まれていることに私のアルバイト先の人はとてもステキです。 私の病気を知っていながら、雇ってくれる。 これだけでもありがたいのに、話を聞いてくれ、アドバイスをくれます。 病気について調べてくれたり、励ましてくれたりします。 私の手が綺麗…

私のなんで? という疑問

日本大好き! そう言って自在に日本語を操る外国人のご家族と一緒に出かけることがあるのですが、その時々で面白い発見に出会えるのが1番の醍醐味かもしれません。 最近では飲み物について、興味深い出来事があったので、共有してみましょう。 大型のショッ…

大地の恵みに感謝できません

私は根菜が野菜と中だと1番好きです。 きのこも好きです。 しかし、自分で料理するのは難しいのです。 どういうことかというと、要は土が怖い私には手に取ることのハードルが高すぎるのです。 買うことと洗うことまで他人がしてくれたら後は頑張れます。 で…

ピンクTシャツが世界を救う

世界には色々なことがありますが、どの世界にも共通してあるのがイジメです。 私も幼い頃にイジメを受けてきた1人ですが、果たしてそれと縁のない人なんているのでしょうか。 毎年、たくさんのイジメ問題がニュースになり、調査でも高い数値が出ています。 …

読めない本

私の趣味は読書です。 これは病気になる前から変わりません。 しかし、今の私は確認行為のせいで上手く読み進められない日もあります。 一方で、そもそも読むのが心の負担になる本もあります。 特に強迫性障害の経験談の本です。 たくさんの共感にまみれて、…

脱皮

私は留学してから、少しずつ症状が良くなってきました。 その副産物として、言語を学んでいるわけです。 幸運なことに、語学学校でたくさんのクラスを受けてきました。 そこで、プレゼンテーションに特化した授業も選択してみました。 はじめは先生にも心の…

他人と住む

私が住んでいるところはフラットです。 フラットとはマンションのシェアみたいなものです。 そして、その同居人をフラットメイトと呼びます。 実は、このフラットメイトを私は何度か変えています。 ワーキングホリデービザの期限が切れた元同居人が帰る代わ…

おばけなんて

私の家の近くには墓場があります。 だけど、全然怖くないんです。 日本にいたとき、お墓の近くの家は忌避すべきという考えでした。 あの薄暗い雰囲気が妙に苦手で、身内のお墓参りにも1人で行くのは躊躇います。 そもそも、縁起強迫なのか、夕方にすぐそばを…

Crazy Japan 3

日本のおかしなところ。 それが、こんなところにもありました。 それはお菓子です。 幼い頃から馴染み深いミルキーがその正体でした。 キャッチコピーとともに紹介すると、またもブラジル人たちに怪訝な顔をされてしまいました。 曰く、 「ママのことは大好…

Crazy Japan 2

さて、前回に引き続きおかしいと言われてしまった日本の産物を紹介しましょう。 日本といえばテクノロジー! というわけで、インターネット関係のものでプレゼンにいい案はないかと尋ねられました。 海外ではあまり目にしなくて、でもポピュラーで、面白みが…

Crazy Japan 1

私のせいかもしれないのですが、ブラジル人の友達に日本はおかしいと言われてしまいました。 事の発端は昨日のグループ課題。 この国に新しいサービスや商品を誘致すると仮定したプロジェクトの内容を決めていた時のことです。 何かいい案はないかと、いろい…

私は緑の怪物です

green monsterが象徴するもの。 それは嫉妬です。 私はすごく嫉妬深いのかもしれないと、この頃よく思っています。 というのも、私の中には知足という言葉がないのです。 さらにさらにと高みを目指してしまうと言うと、少しは聞こえがいいでしょうか。 しか…

バイリンガルをつくるのは難しい

ハーフの子が誰しもバイリンガルになれるわけではありません。 一方で、1つの国籍しか持たない子がトリリンガルになる場合もあります。 私はこの2種類の子供たちに会ってきました。 知り合いのハーフの子。 お母さんが日本人で、お父さんがイングリッシュの…

バスの中では

バスに乗ってどこかへ行く時、目的地をどのようにして知りますか?説明が難しいので、言い換えましょう。例えば5個目の停留所で降りたい時、どうやってそこに着くようにするか、ということです。日本では例えば、停留所ルートがバスの中に表示されていたり、…

お仕事、推し事

日本よりはるかに公共交通機関が発達していないこの国の、主な交通手段はバスです。そんな、バスの運転手さんを気にかけるようになったのは、まだ留学したての頃でした。バスに乗る時は"Hi" と声をかけ、降りる時は"Thank you" と言う。当たり前のことですが…