Crazy Japan 1
私のせいかもしれないのですが、ブラジル人の友達に日本はおかしいと言われてしまいました。
事の発端は昨日のグループ課題。
この国に新しいサービスや商品を誘致すると仮定したプロジェクトの内容を決めていた時のことです。
何かいい案はないかと、いろいろ考えたのですが、オリジナルの発想のものはすでに存在していると先生に指摘されました。
そこで、お互いの国で人気だけど、こちらでは見た事のないものを挙げていくことになったのです。
いくつか候補を並べても、やはり似ている商品が多い中、私はあるものを思い出しました。
私が渡航した後に発売されたので、手に取ったことはないけれど、と見せたのは、女子高生の匂いになれるボディウォッシュ。
すごく有名なので、ご存知の方が多いと思います。
私もぜひとも使ってみたいものです。
すると、彼らはひどく驚いた様子で「それは違法じゃないの!?」と先生を呼びました。
私はちゃんとそれが正当な商品であることを伝えたのですが、ありえないとみんなの前で説明するはめになったのです。
「これを使えば、体臭が女子高生の香りになるの。たとえ、みんながすごく年老いたおじいちゃんだとしてもね」
コロンビア人達は、化学製品でしょ? 本物の女の子を使っているわけじゃないんだから、それのどこがダメなの? と言う風でしたが、私のチームメイトはもしスーパーに置いってあっても買えないと反応してみせました。
しかし、祖国で医師をしているブラジル人の友人だけは「ホルモンの問題」を取り上げて、擁護してくれたのです。
それでも、発想がおかしいと言われてしまいました。