ピンクTシャツが世界を救う
世界には色々なことがありますが、どの世界にも共通してあるのがイジメです。
私も幼い頃にイジメを受けてきた1人ですが、果たしてそれと縁のない人なんているのでしょうか。
毎年、たくさんのイジメ問題がニュースになり、調査でも高い数値が出ています。
陰湿なイジメは日本特有のグループ意識の高さが原因かと思っていましたが、そうでもないようです。
マイノリティに寛容な国でさえ、それは存在しているのですから。
ホームステイ時代、家に帰るとホストシスターが泣いていました。
何があったのかと尋ねるとイジメられていると言います。
こんなに離れた国で身近にイジメを感じるなんて。
私は当時のことを思い出して一緒に泣きました。
そうして、私がその家を出た後、私はイジメをなくすための日を知りました。
それがピンクTシャツデーです。
この日はみんな文字通りピンクのTシャツを着て反イジメをアピールするのです。
地域によっていつかは違うみたいですが、取り組みは一緒です。
この時期になると、どの洋服店にも大量のピンクTシャツが並んでいます。
語学学校でもピンクTシャツを着るようにと呼びかけがありました。
先生の中には毎週金曜日に自分でピンクTシャツを着る日にしている人もいるくらい浸透しています。
日本でもこういう取り組みが行われるともっと目に見えてイジメ問題が問題として取り扱われるのではないかと思います。