自信がないから
私は可愛いものも、可愛い子も大好きです。
それは外見だけの話でなくて、内面の可愛さも重視しています。
可愛い友人たちに囲まれて幸せを日々感じています。
その一方で1人きりになった途端に自分の醜さにおののくのです。
こんな私がこの子たちの近くにいていいのか……
そんな想いに駆られて悲しくなります。
話は少し遡り、その根底となった考えを辿ってみます。
昔からきょうだいと何かと比べられてきました。
私は顔も学力もコミュニケーション能力も運動においても、何もかも劣っている側でした。
親には言われなくても、先生や周りの大人は心ない言葉をぶつけてきました。
他人だからこそ、贔屓目なしに言えたのでしょう。
私は特徴のない子で通知表などの先生からのコメントには毎回、判を押したかのように「掃除を真面目に取り組んでいます」とだけ書かれていました。
はっきり言いましょう。
ただの洗浄強迫でした。
今から思えば、の話ですが。
細かい汚れが気になって仕方がなかったのです。
こうやって積み重ねてきた強迫行為と自信の喪失体験は今の私にもはっきりと影響を残しています。
私たち日本人の憧れはハーフのような顔立ち、要はアジア系でない西洋風の容姿だと思います。
日常的にそういう理想の姿と関わっていると、ほんの少しのことで自信がますますなくなって、特にコンプレックスのある容姿と学力を情けなく思うのです。
いくら周りに十分じゃないか諭されても、幼い頃の記憶や刷り込みには勝てません。
今はまだ自信がないけれど、いつかは魅力的な人になりたいものです。