外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

変な人

私の身に起きたことです。
本当にショックで死にたくなるような出来事でした。
私たち精神疾患持ちは避けては通れないのかもしれません。
それでも、道徳的にも感情的にも受け入れられませんでした。
始めに言っておくと、私の居る国はかなりマイノリティに寛容な個人主義者で成り立っています。
そのため、鬱なども広く認められているのです。
かなり生きやすい場所です。
さて、本題に入ることにしましょう。
私はアジア系のお店に用事があり、そこを訪ねていました。
店員さんの多くが日本語話者なのですが、最近は他のナショナリティの方もいますから、確実に日本人とわからない限りは英語を使うようにしています。
今回もそうでした。
待っている間にレジに2人店員さんがいて、片方が地面に落とした物を拾い上げているのが見えてしまったので、OCDで土が怖いからもう1人の方にお会計をしてほしいと伝えました。
しかし、理解してもらえませんでした。
私は何度も簡単な言葉に変えて説明しました。
すると2人が日本語で「変な人」と私をわらい始めました。
4回ほど「変な人」と言われ、悪かった症状がさらに悪化しました。
しにたくなりました。
もう私は気まずくて日本語を話すこともできませんでした。
ただどうしても買わなくてはならなかったので、我慢しました。
店員さんたちはずっと私をあざ笑って話の種にし始めました。
そこでついに「日本語わかるんだけど」英語で言いました。
「まじで?」そう返されたので肯定しました。
私がもし日本人でなくても、彼らのやりとりは明らかに不快感を与えるものでした。
敬語は使えないし、勤務中に客の悪口だなんて。
今回も上手く対処できずに、ただしにたいと思いながら半泣きで、家路につきました。
そして、人生で初めてクレームの電話をかけました。
幸い応答してくださった方は紳士的で、教育をし直すと約束して謝ってくださいました。
私以外にも多くの精神疾患の方がいるところで、そういう態度はとってはいけないというのが私の思うところでした。
私は実際に説明のために2人の店員さんにかなりクリアな言葉で「障害」だと説明しましたから、周囲にいる人はおそらく聞き取ってしまっていたのではないかと思います。
強迫性障害の「障害」は英語に起因した表現なので特に。
今でも頭の中で「変な人」という言葉が渦巻いています。
それは私が1番よく知っていることなのに、こうも突きつけられたのは初めての出来事でした。
謝ってくれなんて言いません。
ただ言わないでほしかった。
電話に出てくださった方は悪くないのに、謝らせてしまった。
この罪悪感がまた症状を深刻化させていくのです。
切に理解のある世の中を求めています。