語学学校で日本語が流行る理由は何ですか?
私の通う語学学校は主にブラジル人、コロンビア人、韓国人、中国人、台湾人、タイ人そして日本人で構成されています。
一般英語では低めなレベルに日本人が多く、高くなればラテン系が増えます。
おそらくワーキングホリデーで短期間の通学を選択する方が多いので、レベルが上がりきらないのでしょう。
一方でテストを受けてやサティスファクションを得られるコースにアジア人、ビジネス英語に南アメリカ人が増える傾向があります。
ここで面白いことには、どのクラスでも日本語とポルトガル語が流行っているのです!
スペイン語を使うコロンビア人とポルトガル語を話すブラジル人。
どちらも似ているらしく、コロンビア人がよくポルトガル語で挨拶をしたがります。
スペイン語に比べて発音しやすく、可愛らしい印象が強い言葉なので、ついつい口に出してみたくなります。
私もブラジル人やポルトガル人の友達に「大好き」「ありがとう」「おはよう」などを彼らの言語で言うことがあります。
またノリのいいコロンビア人の影響力もあり、マネのマネをしたくなるのです。
日本語の場合は大きく分けて2つの理由があると思います。
南アメリカ、特にコロンビアにおいて、とある有名な漫画・アニメから日本語の知識を得たという人が多いのです。
けっこう偏っていますが、新しく言葉を教えとすごく使ってくれます。
人気なのが「元気ですか」という挨拶。
普段あまり使わないフレーズですが、How are you? の感覚が違うので、そういうものだと思っています。
体調を聞きたいのではなく、ただの挨拶ですから。
これを好むのがタイ人。
とにかく「元気ですか」と言いたがります。
響きが好きなだとか。
また、日本語は多くの中国人、台湾人、韓国人と分かり合えます。
台湾人、韓国人の中には日本語を勉強していたという人も多くいます。
漢字を使う中国語とは文字だけで解釈しあうこともあります。
同じワードで盛り上がることも少なくありません。
発音は韓国語と似ているので、向こうが日本人同士の会話を理解していたなんてこともありました。
例えば「空気清浄機」「マッサージ30分無料」はほとんど発音が似ています。
他にも「お腹ぺこぺこ」は「ぺごぱ」となんとなく共通点が多いので覚えやすいのです。
本当に言葉って面白いとここに来てさらに実感するようになりました。
英語を学ぶ場で不利になることが多い日本語ですが、コミュニケーションを取るには最高だと思うのは、自国贔屓でしょうか。