外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

出てこなかった言葉

よく英語が喋れないと誤解されてしまうが、パニック状態の時です。

不測の汚いと思う場面に遭遇すると、声が出ないのです。

たくさんの考えが頭を駆け巡りますが、何も言えずに終わって、後から呪文のように、気持ち悪いと呟くということが、多々あります。

例えばそれは誰かがぶつかってきた時。

謝られても、汚れた事実は変わらないのでは、なんて思っているうちに相手は去って行きます。

そうして、そのまましばらく呆然としてしまうのです。

しばらくすると、自然に涙が滲み、頭の中をたくさんの可能性が飛び交います。

それは憶測であり、妄想の域に達しているのかもしれません。

どこかで転んだ人かもしれない。

洗濯していない服かもしれない。

土がついていたかもしれない。

などというくだらないことばかりです。

それでも、この不合理的思考に囚われてしまうと、なかなかループから抜け出せないのが、困るところです。

一度でも着たものは全て洗濯しますが、そういう場面に出くわすと同じものを2回も洗ってしまうことも日常茶飯事。

1番の難関がカバンなのですが、これはもう拭くしかなくて、持ち運んでいるウェットティッシュで気がすむまで清めます。

新品のパッケージをまるごと使ってしまった時の罪悪感は大きいですが、強迫行為の最中はそれに構う余裕もありません。

言葉も忘れるほど必死なのです。