外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

届かなかった薬

強迫性障害患者の私に欠かせないもの。

それがお薬です。

留学して飲む量は減ったものの完全に手放すことはできません。

ご存知の方も多いと思われますが、ざっくり説明しておくと、急に服用をやめると返って悪化する危険や体調不良に陥る可能性があるのです。

そのためお薬や量を変える際は徐々に先生と相談しつつ、移していくしかありません。

私も当初は現地の病院に通おうかと思っていましたが、残念ながら同じ薬がなく、少し違う成分のものしかありませんでした。

また量も少し異なっていたためか、私には合いませんでした。

しかも、既往症つまり現地で発症したものではないので、保険がききません。

お医者さんに会う前に約1万円、お薬に約1万5千円かかるとなると、経済的にも厳しいですよね。

そこで私は現地の病院で病気という証明書を書いてもらい日本に送りました。

日本でお医者さんにあらかじめ発行してもらっていた英文のドクター宛の文書があったので、比較的容易に準備はできました。

そして、英文の薬剤証明書を日本の薬局で発行してもらい、全ての書類をお薬と同封して送ってもらうようにしました。

しかし、ある時、税関でお薬が捨てられてしまったのです。

税関職員の方が封筒に入れてた証明書を読んでいなかったのが原因だったみたいです。

2回税関から手紙が届いたのですが、後で薬の成分を調べたところ大丈夫だったということと、しかし証明書が添付されていないといけないということが記されていました。

実は入っていたんですけどね。

というわけで、お薬が足りなくなったのです。

お医者さんに連絡すると、半分ずつ飲むように言われました。

そしてすぐに再処方してもらいました。

今度は封筒に入れず、文書はむき出しのままにしてもらいました。

そして、やっと届いたのです。

今まで届かなかったことなんて全然なかったので今回の騒動にはひどく混乱しました。

寝付けなくなるし、確認行為はエスカレートするしで、大変でしたが、なんとか今日も無事に過ごせているので良しとしましょう。