外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

野菜はまだ買えません

ソックスは履けるようになった私ですが、まだまだできないことがたくさんあります。

その1つが買い物です。

特にスーパーマーケットでのショッピングはその日の症状に大きく左右されます。

最近では缶詰や肉・魚は問題なく買えます。

冷凍食品も大丈夫です。

しかし、果物や野菜はなかなか難しいのです。

とはいえ、果物ならなんとか買えないこともありません。

しかし、最初はバラ売りのフルーツを袋に詰めるということが苦手でした。

もともと休みの日にスーパーマーケットに行っていましたが、今では学校帰りに寄ることもできます。

思えばとてつもない進歩です。

なにが私を変えたのかというと、ストレスの軽減でしょうか。

フラットに住み始めてから、自由に自分の時間を過ごせるようになったこと。

フラットメイトも1人で来ているので、他の家族を目の当たりにして得ていたホームシックが減ったこと。

好きなものを食べられること。

この3つが私を徐々に癒してくれました。

日本にいた時は毎日のように孤独の淋しさを感じていました。

激しいホームシックの末に何度と新幹線のチケットをとって帰省したことでしょう。

しかも、その最中にすら私の神経は休まることを知りませんでした。

一方で今の生活では、実家があまりに遠すぎて以前ほど執着しなくなりました。

航空券も自分でとるには煩雑ですし、何より飛行機はあまりに疲れます。

そのため今は帰りのフライトを恐れてすらいます。

話が逸れてしまいましたが、症状が軽くなったことで、フルーツくらいなら割と買いやすくなったのです。

しかし野菜はまだ練習が必要なようです。

私の中で野菜には土がついているというイメージができあがっているのです。

とくに芋類と玉ねぎ。

どちらも食べるのは好きですが、買うには勇気のいる作物です。

そのため、これらを使いたい時はあらかじめフラットメイトに頼んで買ってきてもらいます。

そして、調子の悪い日には洗って皮を剥いておいてもらうこともあります。

それでも耐えられない日もあるくらいなので、私が料理を作れるのはシャワーを浴びる直前です。

そこで一気に夕飯と次の日のお弁当を作ってしまいます。

少しずつ改善はされていますが、人に迷惑をかけてしまうのが申し訳なくて、野菜は冷凍のものか缶詰を使うことが多い現状。

日本に戻った後、いったいどうなってしまうのか少し怖く思ってしまいます。