外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

ぴかちゅう? なにそれ? びりげっちゅう?

ピカチュウは皆さんわかりますよね。

ポケットモンスターの主要キャラクターの黄色い子です。

そうそう、この画像の子ですよね。

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では、びりげっちゅうって何でしょう。

想像してみてください。

答えは後ほどお教えします。

このことが話題にのぼったのは、今からずいぶんと前のことですが、鮮明に覚えています。

よほどインパクトがあったのでしょうね。

自分のことなのに、そう思ってしまいます。

ある日のランチタイムのことでした。

当時のクラスには6人もの日本人がいました。

それだけ集まれば当然のように日本語での会話もします。

話題は確か、映画についてでした。

映画はリスニングの勉強になりますし、内容の想像が容易なので、いい娯楽です。

そして1人が劇場版のポケモンをこの国でも見ることができると言ったことから、次第にピカチュウのことについて話すようになりました。

ごくごく普通のことです。

しかし、あるブラジル人の女の子が私たちの話を聞いて、とても驚いていたのです。

そして「なんで、びりげっちゅうを知っているの?」と尋ねてきました。

私たちはそんなことは言っていません。

ただ、彼女が聞き間違えただけなのです。

私たちがピカチュウはキャラクターだと説明すると彼女は納得しつつも、なおびっくりしたままでした。

空耳でしたが、ピカチュウを知らないポルトガル語話者には別の言葉に聞こえるのは確かなようです。

そうです。

それこそが、びりげっちゅう、でした。

しかも、この言葉は決していい意味ではありません。

簡単に言うとビッチと訳せるらしいのです。

そのために、彼女は驚愕したのです。

日本人の集まりがビッチについて話していると勘違いしたようです。

こういう時、言葉というのは本当に面白いものだと思います。

ただ今回のように上品な感じにならない場合には恥ずかしさがあります。

有名な話だと、「マッサージ30分無料」というのは日本語でも韓国語でも同じ発音、同じ意味です。

「かばん」もそうです。

似ている言語間でなら「ピカチュウ」のような騒動は起こりにくいと思いますが、たまには新しい言葉をゲットするチャンスだと思えば、母国語で話してみるのもいいかもしれません。