外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

はじめてのアルバイト

私は日本でのアルバイト経験がありません。

それというのも、この病気が原因です。

多くの人と関わるお仕事だといちいちocdの症状を説明していられませんし、なにより理解してくださる方が少ないのです。

そして、業務内容も選びます。

その結果、何もできなかったわけです。

特に、2年前、ここに来る直前は手洗いに1回1時間かけていたほどですから、他のことをする余裕もなかったのです。

しかし、森田療法で改善してきたものを、よりよくしていくためにアルバイトをしてみることにしました。

海外で仕事を得るのに必要なものは2つ。

銀行口座とその国が指定してくるナンバー。

後者はマイナンバーのようなもので、時間はかかりますがネットか郵便局で用意できます。

これは地域によって違うので気をつけてください。

私の場合は銀行口座はすでに開設していたので、ネットからナンバーを申し込むだけでした。

パスワードの番号、ビザの番号、マイナンバー、銀行口座の履歴過去3回分と基本情報を打ち込んで申請するだけです。

全ての手続きを終え、無事ナンバーを獲得したら次は職探しです。

私は日本人グループの掲示板で探しました。

個人の繋がりが強い職が良かったので、イクスチェンジやオーペアを中心に見ていきました。

ローカルカフェなどで働きたければ直接CVと呼ばれる英語版の履歴書と自己アピール、志望動機を記載したカバーレターを直接お店に持って行くのが一般的です。

お店が閉まっていても、ドアと地面の間に挟んでおくという手もあります。

ただ採用の声がかかるのが非常に遅かったり、不採用なら連絡すらこなかったりします。

何はともあれ、私はocdということを伝えた上で雇ってもらえることになりました。

caregiver。

いわゆる介護職です。

個人のお家に週1回伺って、体の不自由な方のお手伝いをします。

普段から病気のことでいろんな人のお世話になっているからこそ、私も人の役に立ちたいと思ったのです。

もう始めて3ヶ月になりだいぶ慣れてきました。

こうやって、少しずつ恩を返していけたらいいなと思っています。