外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

人混みを作る人たち

先日、心療内科でこんな話をしました。 「最近はずっと家に引きこもっていなくちゃいけないから逆につらくって」 今まで引きこもり生活をしていたら、散々「出ろ出ろ」うるさかった家族が逆に外出禁止を促すことに混乱してしまう自分がいたのです。 しかも、…

動けない日

鬱病の人の特徴として「動けない」というのがあります。 私も病気になる前は半信半疑でした。 なんなら、信じていませんでした。 でもね、わかったんです。 これ、本当です。 正確に言うと「すごく動ける日と動けない日の差が激しい」の方が合っているかもし…

雨傘を洗う

タイトルのことを話すと、 「どうやって!?」 と大抵は驚かれてしまいます。 でも、私は洗います。 そもそも、私は強迫性障害の不潔恐怖を主な症状とし、そこに過剰な洗浄強迫がくっついているので、正にアライグマと言っても過言ではありません。 私は雨が…

靴とクリーニング、相性

もともと苦手なクリーニング店。 でも、時たま預けなきゃいけないときもありますよね。 スーツとかコートとか。 そういうとき、ふと貼り紙を見つけて怖くなるんです。 「お子さまの靴、上履きもご一緒に」 そういう類いの広告は苦しいです。 私は土が怖いん…

クリーニング

自宅で洗濯できるものとできないものってありますよね。 基本的に私は自分で回せるものばかりを好みます。 というのも、1回着たら洗いたくなるからです。 でも、クリーニングに出すのは苦手なんです。 なんか、他人の衣服と一緒にっていうとあんまり綺麗にな…

人ごみに行きたい

外国のスローライフに慣れてしまったせいか、日本に戻って来た時にその慌ただしさにびっくりしました。 そういえば、田舎から大学の為に都市部へ出てきた時もこんな感じでした。 お祭りみたいに人が多くて、眩暈がするようでした。 こんなに多くの人間がいる…

分かち合いたい

連日の報道でみなさん、かなり不安を煽られているのではないでしょうか。 私は受動的に情報を得てしまうことが苦しくて、もうニュース系統はシャットアウトしてしまっています。 今、みなさんが抱えている未知への恐ろしさ。 よくよく覚えておいてください。…

潔癖おばけ

私は普段から除菌シートがないと生きていけないというレベルの生活をしています。 それも、私の病気のせい。 昔から携帯は拭かないと気がすまないし、手だってすごく時間をかけて洗う。 それにひどいときは冷蔵庫に入れる前に、ものを洗わないと気がすみませ…

自覚なし

自分では「ふつう」だと思っていること。 それが案外そうでないことも多いのではないでしょうか。 私は強迫性障害と付き合ってきて、もう長いこと経ちますから、強迫が「当たり前」になっている部分が少なからずあると思います。 例えば、買ってきた玉ねぎを…

診断がつくということ

心療内科で学校に提出する診断書をもらいました。 そこには当然のごとく「強迫性障害」とあります。 でも、それだけではありませんでした。 そっと「不安障害」の四文字も並んでいたのです。 普段、先生は教えてくれません。 だって、診断名がつきすぎると患…

天気との相性

私は天候との相性が非常に悪いと自覚しています。 雨の日は外出できません。 水溜まり、水飛沫、水跳、全部が地面からのものというだけで恐ろしいのです。 雪の日はもっと怖い時とさほど気にならない時があります。 靴に蹴られたものは雪なら可視化されるか…

雨の日は

小雨ならいいんです。 土砂降りの光景を目の当たりにした途端、私は玄関の戸をそっと閉じます。 そして、自室に戻るんです。 きちんと化粧をして、服も着替えて、 「さあ、今日こそ買い物をするぞ」 と意気込んだにも関わらず、雨を見ただけで気力は失われま…

偉人と一般人

ニュースとかでよく取り上げられるのは悪い知らせばかり。 だからか、最近はテレビをつける気力もありません。 現実逃避というより、回避でしょうか。 芸能人とか有名な人が亡くなると、その訃報があらゆる情報ツール内を駆け巡ります。 すると、私はこんな…

情報

最近のパニック。 学校から届く情報メールが私を混乱させています。 流行り病のせいで更新されつづける授業や行事の予定。 どれを信じていいのかわからなくなって、私は確認行為を始めてしまいます。 苦手な電話を学校にかけてまで。 緊張に震えるし、心はぎ…

選択肢が怖い

私はもともとせっかちな方ではありました。 しかし、最近は焦りが度を越してパニックを引き起こすようになったのです。 特に気持ちが急いている時に、重要な、責任ある選択を迫られると途端に混乱してしまうのです。 良い年して泣きそうになったり、わめいた…

八方塞がりでも

前回、私の生活圏内の工事の多さにまるで八方塞がりだという記事を書きました。 それは今でも変わっていません。 私は土が怖いという変わった症状をもつ病気です。 正確に言うと、私が特に汚いと感じるのが土というだけであって、他にもやたら「なにか」が恐…

八方塞がり

私は今、文字通りこんな状況にあります。 それというのも、全ては強迫性障害の不潔恐怖のせいなのです。 遡ること数時間前。 私は食材の買い出しにいこうと外へ出ました。 家を出てすぐの道。 本来行きたい方向で工事をしていることは知っていました。 狭い…

めんへらる/めんへらりずむ

以前こんな記事を書きました。 https://kurage-no-okoku.hatenablog.com/entry/2020/02/20/193158 美人はか弱いものである。 言い換えれば、「か弱いものは美人である」とならなくもないです。 正確に言うと、若干の語弊がありますが、ここではこの2つをイコ…

所属

一般的に私のようなタイプを「病んでる」というのだそうで。 お察しの方も多いでしょうが、というか公表していますが、私は強迫性障害というれっきとした?病名の持ち主です。 鬱病と違ってわかりやすいので、まあ病気の人だと理解はしやすいのではないでし…

不安を抱える

胸の奥がざわざわして、焦燥感に満ちて、それなのに身動きがとれない。 そんな状態がもう長いこと続いています。 こびりついてとれない妙な感覚に理由なんてありません。 本当にないのだから、自分でも解決のしようがないのです。 もちろん、細かな懸念材料…

やっとわかった

私には長らくわからないことがありました。 それは祖母の気持ちです。 おおらかで図太いのに妙に心配性なところがあります。 子どもの頃、まだ強迫が少なかった頃によく祖母の家まで自転車で通っていました。 帰り道に彼女は心配していつも私をカブでつけて…

いい匂い

昔から「いい匂いがする」と言われることが多かったのですが、その理由は母にありました。 毎日、一生懸命に大量の洗濯物を処理してくれていたからです。 手洗いしてから洗濯機に入れるものもたくさんあります。 固形洗剤で下洗いするのって結構手間がかかり…

向いていないこと

私に向いていないこと。 それは独り暮らしかもしれません。 かつて、同居人がいたときにはできていたことが、今はできないなんてこともあります。 留学時代は毎日できていた料理もおざなりになりがち。 この間もついにカレーのルーの箱を捨ててしまいました…

焦燥感

常に焦りを感じている癖になんにもできない。 どうしてなのでしょうね。 すべてを病気のせいにはできません。 私の頭がうまく働いていないのも、すぐに不安になるのも、身動きがとれなくなるのも、結局は私のせいなのです。 もともと、せっかちな性格ではあ…

安心したい

守られたい。 できることなら、ずっと親の庇護下にいたい。 我ながら幼い思考の持ち主です。 私はすでに成人しており、親元から離れて暮らしています。 生活力自体はありますが、自分では生活できません。 まだ学生という身分ですし、アルバイトをするには日…

慢性不安

心ここにあらず。 そんな状態が続いています。 なぜかわからないけれど、不安で仕方ない。 そんなことってありませんか? 私は今正にその状態にあります。 なんだか強い焦燥感に駆られているのです。 勉強をしなきゃ、とか。 アルバイトを探さなきゃ、とか。…

強迫大学

私にとって大学とはパラダイスになるはずのものでした。 1日中、大好きな科目だけを勉強できるのですから。 毎日、興味のある分野に触れていられる。 そんな夢のような生活を思っていました。 でも、実際はそんなに簡単ではありませんでした。 たしかに、授…

学校の思い出

学校は嫌いでした。 幼稚園も小学校も中学校も。 およそ義務教育と呼ばれるものは私にたくさんの毒を注いでくれました。 先生もクラスメイトもみんな、私に悪意を教えてくれました。 特段ひどいものではありませんが、イジメも受けました。 「しね」と言われ…

過食期が来た

私には過食期と拒食期があります。 ずっと当たり前になりすぎていて、誰にでもあると思っていました。 しかし、最近になってようやく知ったのですが、そんなものないという方も多いみたいですね。 特に「健常者」の方は。 私は強迫性障害を患っています。 食…

強迫草子、春。

春は黄砂。 だんだん灰色になりゆく、空はすこし曇りて、むらさきだちたる花粉の広くいきわたる。 パロディ風に入ってみましたが、春は得意ですか? 私はどの季節も苦手です。 一方でどの季節にも良さを見いだせます。 今回は春の嫌なところに注目してみまし…