強迫大学
私にとって大学とはパラダイスになるはずのものでした。
1日中、大好きな科目だけを勉強できるのですから。
毎日、興味のある分野に触れていられる。
そんな夢のような生活を思っていました。
でも、実際はそんなに簡単ではありませんでした。
たしかに、授業は楽しいし、一般教養以外は私を惹き付けました。
ですが、強迫性障害はそれを越えるものをもっていました。
教授の配布するプリントに触りたくない。
レポートの期限日を確認しすぎる。
手ばかりを洗ってしまうので、いつもトイレに籠りっぱなし。
休講でも心配になって教室へ足を運びました。
机は拭かないと使えません。
友だちに資料を貸すのも怖い。
なにをするにもされるにも恐怖がつきまとってきました。
強迫はいつも私の邪魔ばかりをしました。
全部が汚くて友だちといたくありませんでした。
それなのに寂しがり屋で孤独に耐えきれませんでした。
休みの日でも学校に行きました。
朝食も学校でとりました。
こんなトラウマになりそうな生活を思い出し、今は復学に怯えています。
行きたいし、卒業したいんです。
でも、苦しかった日もあるんです。
フラッシュバックしてしまいそうで。
最近、ようやく大学に連絡をしました。
すごく勇気がいりました。
ゼミについて聞いてみたんです。
2月に公開するとされていたものが届いていなかったためです。
これから先どうなるか不安ですが、やれるだけのことをしていきたいと思います。
だから、どうか力をください。