お墓は怖くない
夏の怪談話や肝試しによく登場する墓地。
特にふつうの人でも、夜中に霊園の近くを通るのは恐ろしいという方、多いですよね。
薄気味悪い感じがするのでしょう。
その感じはわかります。
強迫性障害でもお墓は縁起的に良くないという人がいます。
縁起強迫と私たちは呼んでいます。
これは私にもあるのですが、お墓は別段この対象になりません。
死についての強迫観念はあります。
しかし、きちんと祭られている場においてはさほど恐ろしさを感じません。
なんなら留学時代に墓場の近くに住んでいたくらいですから。
最初、私はそこがそういう場所だなんて気づいていませんでした。
明るく公園のような開けたところで、バス停にもなっていましたから。
犬の散歩をしたり、ランニングをしたりしている人たちもいて、日本で語られるようなおどろおどろしい要素がなかったんです。
だから、まったく苦じゃありませんでした。
むしろ、バス停の近くでラッキーっていうくらいでしたし、お墓が理由で家賃が安くなるなんてこともありませんでした。
だから、お墓参りも全然怖くないんです。
むしろ、ご先祖様に会えてうれしいくらい。
苦手なのは、日本のお墓は山合いにあることが多いので、砂がそこらじゅうにあることくらいです。
もうちょっと、手洗い場が綺麗になるとうれしいです。