荷棚への恐怖心
電車、新幹線、飛行機。
多くの公共交通機関で荷物を置くための棚が設置されていますよね。
頭上に。
私は土が怖いので、地面近くにも物を置けませんが、頭上もまた得意ではありません。
それというのも、落ちてくる危険性を考えてしまうからです。
そんなことまず起こり得ないということは、嫌というほどわかっています。
しかし、考えすぎてしまうのがこの強迫性障害のおかしなところ。
特に飛行機は選択肢がないままに棚を使わないといけませんが、共用ですよね。
他人の荷物と自分のものが混ざる恐怖も加わります。
自分が飛行中に棚を開けなくても、誰かが開けるかもしれない。
すると、荷物が滑り落ちるかもしれない。
もしかすると、自然に戸が開く可能性だって……
そんなバカらしい妄想に囚われて、結局長いフライトでも一睡もできませんし、休まりません。
ずっと緊張しています。
電車や新幹線では手荷物を自分で持つという選択肢が用意されています。
ありがたい限りです。
ですが、特に新幹線ではキャリーケースを載せる人が多くて苦手です。
もしかしたら、タイヤに付着した素直降ってくるかもしれない。
そんな考えに縛られてしまうのです。
なので、隣に座った人がそういうものの上げ下げを行うたびにビクビクしてしまいます。
最近はあまり気にならなくなってはきましたが、それでも荷物は手元に。
これが1番安心できるのです。