外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

安否

私には外国人の友達がたくさんいます。
日本人よりも多いかもしれません。
特に仲良くしてくれるのが、中国人の子達。
独自のネットワーク事情を抱える彼女たちと連絡をとるのは非常に困難ですが、会えば話が弾むのも事実です。
作年末に、そのうちの1人が休暇で中国に一時帰国しました。
そして、4月に日本まで遊びに来てくれると約束していました。
SIMカードのせいで、彼女が中国にいると私たちは連絡がまず取れません。
新年に「明けましておめでとう」メッセージを送ってから、返事はありませんでした。
新型コロナが猛威を奮う中で、私は彼女を案じていました。
まだ中国にいるのか。
それとも、もう留学先に戻っているのか。
生きているか。
無事なのか。
メッセージも途絶えている中でできることは、心中で想うことだけでした。
しかし、昨夜やっと連絡が取れました。
まだ中国にいて、もう1ヶ月も家に籠っていると教えてくれました。
中国はコロナ対策に巨額の費用をかけているらしく、一昨日までは一切の公共交通機関が止まっていたこと。
スクールバスは動き始めたものの、定員は15人ということ。
いくつかの情報を共有してくれました。
彼女はオリンピックを心待ちにしているらしく、迅速な対応を日本に求めています。
私はこちらの事情も説明しました。
日本は今、韓国よりも危険ということ。
毎日、中国人がやってくること。
消毒もマスクが手に入らないこと。
賢い彼女はすぐに状況を把握し、
「日本政府は今すぐ中国人へのビザ発行をやめるべきだし、もちろん自分たち中国人が他国に避けられる理由もわかっている」
と言ってくれました。
「自分は中国人だけど、日本はまず日本国民を守るべきだって言いたい」
とも。
過去の失敗を繰り返すな、と警鐘を鳴らされました。
私はまた彼女の聡明さに感心しつつ、一方で、
「世の中には自分勝手な人がいっぱいいる」
と説きました。
どうして、私たちは自分のことしか見えていないんでしょうね。