外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

生きててごめんなさい

ずっと生きていることに罪悪感がありました。
親に愛されていないという妄想に陥りつつも、なぜかたまに親の愛を過信してしまう。
そんなことの連続でした。
愛って難しいですね。
自分の価値を他人からの評価で測りがちな私たち。
特に「愛」なんてこれにピッタリの基準です。
親に愛されているから、生きていてもいい。
無意識にそういう考えでいました。
いつか捨てられるのではないか……。
根拠もなく、そう思って怯えています。
私は彼らにとって必要に値するのか。
未だにわかりません。
自分でいうのもなんですが、私は手がかかるわりに扱いやすい子どもだったと思います。
家に帰ってこないだとか、不良になるとか、そういう類いの反抗をしたことはありません。
独り暮らしをしても、終電を逃すことはなく、お酒も飲まないし、タバコも吸わない。
心配しなくても、夜の街を徘徊することなんてありません。
真面目で勉強ばかりしていて、学校は皆勤。
成績だって良い方でした。
親の期待に応えられるほどではありませんでしたが。
私はいつも私の低い能力のせいで「もう要らない」とか「代わりができた」と言われるのを怖がっています。
同時に出来損ないの私が彼らの人生の邪魔をしているようで恐ろしくもなります。
なのに、援助をたちきられるのは嫌なのです。
ワガママでしょう。
私よりも両親にふさわしい子どもなんていくらでもいます。
なぜ私が選ばれてしまったのでしょうか。
幸せを享受する度に罪の意識に苛まれます。
それでも、やっぱりこの場所を手放したくないんです。
どうすれば、彼らの誇りになれるのか。
どうすれば、彼らに振り向いてもらえるのか。
私の課題はいい年して親からの愛なのです。