いつものこと
アジア人、特に東アジア出身者はみんな中国人に見えるという話を聞いたことはあるのではないでしょうか。
しかし、案外、中国人こそアジア人を全員中国人だと思っている傾向があります。
よく道で中国人の方に中国語で話しかけられ、中国語の地図を見せられます。
当然、私は日本人ですから、日本語と英語くらいしかわかりません。
そこでこのことを伝えると、ようやく英語に切り替えてくれるのです。
スーパーのレジ待ちをしていても、やはり中国人に中国語で会話を持ちかけられることが多いように思います。
今までで1番びっくりしたのはバスの中の出来事です。
次の停留所で降りるためにストップボタンを押したところ、向かいの席の方に声をかけられました。
中国語です。
いつものように、中国語がわからないことを伝えると、それ以上はなにも言わずに無視してきました。
英語を喋る気はないということでしょう。
私はなぜ自分がこんなにも中国人に間違われるか、なんとなくわかっています。
それはおそらく私の顔が可愛い系ではないからです。
日本人の女の子って丸顔の幼いイメージなんですよね。
しかし、最近になって知り合った中国人の子に別の国籍の友人が私を紹介するのに、
「この子は中国人だよ」
と冗談をしかけました。
すると、彼女は「絶対に日本人でしょう」と見事に当ててくれたのです。
曰く、化粧の仕方でわかるのだとか。
その感覚、私にも理解できます。
日本人はチークが濃いんです。
その時、私はチークをしてはいなかったのですが、ようやく日本人だと言ってもらえてうれしかったのは確かです。