飛行機の映画
日本の外に居る私ですが、その移動手段は当然のことながら飛行機なわけです。
実は私は飛行機がすごく苦手で一睡もできません。
その上、お手洗いに立つこともできないという始末。
さらに酔いが止まらず、神経を使いくたくたになるのがおきまりのパターンとなりつつあります。
とにかく、空港と飛行機には私の苦手が詰まっているのです。
そんな私の気を紛らわせるためにできるのは2つのことだけ。
タイムゾーンを見つめ続けることと映画を観ることです。
しかし、この映画にも厳しい点がいくつかあります。
まず第一にハラハラしない展開。
これが満たされないと不安が膨らみますからね。
次にハッピーエンド。
これは絶対条件です。
トラウマになったり後味のわるかったりするものは書籍でも受け付けません。
同じ理論で死ネタのないもの。
これらを満たしたものを探すのは案外大変です。
最終的に子供向けのものに行きつくこともしばしば。
ただ私の場合はこれだけですみません。
同じ映画しか観られないのです。
話の流れがわかっているので安心できるのです。
特にハラハラの少ないシーンを選んで、そこだけ繰り返しもします。
試しに別のものをつけたこともありますが、途中で怖くなってやめました。
つまり私は何度も繰り返し同じ映画を観て、タイムゾーンを確認し続けるわけです。
よく「映画と機内食を楽しんで寝れば到着する」なんて言う人がいますが、それが一番ハードなのです。