成長の証
離れて暮らしていると、密に連絡をしていてもわからないことって結構ありますよね。
私は親元を離れてからもう5年近くになるのですが、不安な時ばかり電話をかけてしまうので、よく呆れられます。
もう全部やめてしまえだとか、結局なにも変わってないだとか。
そう思われても仕方のない態度しか私もとれていないので、がんばっているもん! と言い返すことしかできません。
そうして、大泣きするのがいつものパターンです。
面倒なのはわかっていますが、疲れていると感情的になりやすいみたいですね。
と、まあそういう話をバイト先の奥さんにすることもあります。
すると、かなり的確なアドバイスをくださるんです。
例えば、お母さんは実際にあなたの成長を見ていないから変わらないって焦っているだけで、ここに来てから、もうずいぶんと成長したじゃない、だとか言ってくれます。
アルバイトを初めてから、確かにできることは増えました。
奥さんは厳しいですが、私を家族の一員のように扱ってくれます。
こういう関係を築いているのも一種の進歩なのではないでしょうか。
わかってほしい人にわかってらえないのは辛いことです。
それでも、少しずつ改善しているのです。
気づいてもらえたなら、努力の甲斐があったというものです。