外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

異性の友だち

男女の友情を信じますか?
私はあまり信じていません。
というのも、私がこれを肯定してしまうと、ちょっと複雑な事象が心の中で化学変化を起こしてしまうからです。
もちろん、ある程度の友情はありです。
ただ、行きすぎた男女の友情を推奨しないということです。
プラトニックな愛としても、嫉妬深い私には耐えられないことがあるのです。
もちろん、個人の自由や信念は認めていますよ。
それはさておき。
男女の単なる友情の話。
私にはちょっと面白い男友達がいます。
彼とは留学時代に知り合いました。
クラスメイトで、試験の情報交換と美味しいご飯とスイーツを共有する仲でした。
今でもよく電話をするのですが、彼は私を異性だと認識していません。
恋話をしていたときのことです。
彼は私に対してこう言いました。
「ボーイフレンドは女友達とむやみに電話すべきじゃないよ! 心配をかけるなんてとんでもない。そういうのは応援できないな」
とまあこんな具合です。
ここで一言。
「いや、あなたも私の男友達だし、今こうして電話しているじゃない?」
彼は途端に驚いた声で、
"Oh my gosh"(なんてこった!)
と。
いやいやいや!
気づいていなかったの!?
私がびっくりしてしまいましたよ。
まさか、彼が自分の性別を忘れていたなんて。
もしかしたら、私の性別を忘れていたのかもですが。
ここにおいて、私たちは無性別だったのです。
彼は意気消沈して、「もうなにも言えない」とショックを受けていました。
言い方はさておき、女々しいところがある人だとは知っていましたが、さすがにこのオチには笑ってしまいました。
男女の友情を信じることはできませんが、無性別の友情なら少しは信頼できそうです。