外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

代償

留学って良いことばっかりだよね!
憧れちゃう!
羨ましいな!
こういう言葉をよく聞きます。
もちろん私は、
「大変なこともいっぱいあったけど、そのぶん成長できたし、よかったよ」
と答えます。
実際に友人が増えたり、貴重な経験もしました。
でもね、そんなことばかりでもありませんよ。
自分で処理しなければいけない案件が多い。
これが1番のネックでしょうか。
なにかトラブルがあっても、あまり旅行会社を頼ることはできませんでした。
特に現地に窓口がない場合には。
そのため、私は語学学校になんでも相談していましたが、スタッフさんもあらゆるトラブルのプロというわけではないので、力にはなってくれますが、最後は自分でなんとかしなくてはいけません。
例えば、法的機関に連絡する手立てを見つけるとか。
それから、病院。
基本的にGPと呼ばれるなんでも診れる医師を最初に訪ねるのが必須です。
そうしないと専門医を紹介してもらえないんです。
しかも、その医師が専門医の必要性を判断するので、十分な手当てが受けられないこともあります。
私は精神科医が必要でしたが、結局お目にかかれず仕舞いです。
なので、メンタルクリニックには行けていませんでした。
そして、高額で予約がなかなかとれないという事実。
だいたい医師に会う前に日本円で1万ほどとられます。
風邪をひいても、かかってから2日後じゃないと診てもらえないとわかった日には、予約しなくても大丈夫だけど更に医療費が高額なクリニックに行きました。
もちろん、調べるのも自力です。
最初は語学学校で予約もしてもらっていましたが、慣れてくると自分のことは自分でするよう言われるんです。
まあ、当たり前ですよね。
医療通訳もつけられますが、この人に知識があまりないと、いても無駄になるということもあるので、私は1回利用した以外は1人でクリニックに行っていました。
他にも、今なお困っているのが肌荒れです。
強い日差しと慣れない環境によって、ニキビができてしまったんです。
最初は火傷みたいな状態でしたが、徐々にニキビになりました。
アメリカ製の日焼け止めがそれを加速させたらしいのですが、まあコンディションは最悪です。
現地の薬局でお世話になった韓国人店員さん曰く、
「だいたいのアジア圏以外のコスメや日焼け止めってアメリカ製が多くて、私たちの肌には合わないからベビー用を使ってみて」
とのこと。
はい、私が持っていたのはベビー用です。
でも、ダメでした。
日本に帰ってから、皮膚科に直行しました。
でも、まだ治りません。
留学にはいいこともたくさんありましたが、こういう困ることもあるのです。