外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

往った年、来た年

大晦日ですね。

英語ではNew year eve。

新年前夜。

クリスマスと考え方が一緒ですね。

語調的になんだか1つのピークのような感じがします。

我が家の面々はお正月よりも、この終わりゆく1年を過ごす方が好きみたいです。

私はといえば、昨年の年末のこと、そして今年あった出来事を想い出しながら、ゆっくりとしています。

思えば、いろんなことがありました。

しかし、不思議なことに苦しかったことはあまりないような気がするのです。

まあ、ちょっと振り返ってみたら大変なことだらけだったのですが。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。

これはどうやら本当のことのようです。

昨年のこの時期、私は激しい咳で苦しみ、2度クリニックを訪れました。

きちんと合った薬を処方してもらえず、長引いたのです。

しかも、同居人とは1カ月も口をきいてもらえない状態でしたから、ひとりで耐えるしかなかったのです。

ただ1日だけ、本当に死にそうなほど症状が悪化し、過呼吸と咳で呼吸がままならなかったのですが、その時は喧嘩中にも関わらず背中をさすってくれました。

その後、年明けには互いの本音をぶつけ合い仲直りできました。

私の腕の中で、人前で涙を見せたことがないほど強がりの彼女が泣いていました。

口下手な優しい子です。

来年、半年ぶり以上に再会する約束をしています。

あの初めての長期留学で一緒に暮らした日々。

お互いが初めての同居人だったこともあり、上手くいかなかったこともある日常を経て、どのくらい成長したのか。

確認する時が来ようとしています。

今年は出会いが多い1年で、ステキな人々との交流に恵まれました。

例えばバイト先のご家族。

2組いらっしゃるのですが、どちらも私を本当の娘のようにかわいがってくれています。

昼食や夕食もごちそうしてくださったり、遊びに誘ってくださったり。

さらに私の帰国前にはクリスマスカードとギフトをそれぞれからいただきました。

本当にうれしく、私からは年賀状をお送りしました。

そろそろ届くといいのですが。

両家とも私のOCDを理解してくれ、そのうえで雇ってくれました。

それだけでなく、私の心の支えになってくださったり、どうすれば症状が緩和していくか考えてくださったりと。

感謝してもしきれません。

英語力が上がったことにより、友人もドッと増えました。

他のクラスを覗いては、いろんな人に話かけることもしましたし、アカデミックなクラスにいたので、OCDを知っていたり、そういう人もいると理解してくれている友人にも恵まれました。

今でも、毎日のようにチャットをしています。

約7年ぶりに別の国で暮らす、初めての外国人の友達にも会いに行きました。

そこで1週間ほどお世話になり、そこのご家族にもよくしてもらいました。

もうここに住んじゃえば?

そう提案された時は悲しい気分も吹っ飛びました。

愉快でした。

このブログだってそうですし、SNS上で仲良くしてくださっている方々も優しさの塊なんです。

だからこんなにも長く交流がもてました。

それから大切にできるし、尊重してくれる人とも知り合えました。

こんなこと予想もしていなかったのに!

昨年の今頃にいる私には信じられないでしょう。

ホームシックで苦しい時に定期的な交流をもつようになりました。

いつも励ましてもらいました。

私が慰める日もありました。

支え合えると実感しました。

悲しいことも苦しいこともありましたが、結局すてきなことしか出てきません。

むしろ、苦い想いが幸運をより輝かせてくれました。

もちろん今だって不安にまみれています。

それでも、このことも来年には上手くいっている気がするんです。

糧になるような予感がします。

だから、大丈夫。

あなたもきっと。

それではよいお年を。