外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

クリスマスにまつわる小話

サンタクロースの正体を知った後もしばらくはサンタさんは来てくれていました。

それがなくなったのはいつからだったのか。

思い返してみると、それは段階を踏んでいたようです。

最初は枕元に置かれていたプレゼント。

それが今度はリビングに置かれるようになって。

それから後は事前に何かを買ってもらうことが増えました。

それは布団の周りを私のテリトリー、いわゆる神域にしてしまったことに起因しています。

清潔と私がみなすもの以外が侵入することを拒む現象です。

これにより私は多くの人を傷つけてきました。

それと同時に自分もボロボロになっていったのです。

まだ自分が強迫性障害だってわかっていなかった頃の話です。

こんなにお互いが苦しむ病があっていいのかと今でも思いますし、後悔することもあります。

まあ、それでも結局のところ拒絶するしかなかったわけなのですが。

今でも本当は嫌ですよ。

自分の領域に誰かが入ってくるのは。

でも、ちょっとだけ緩和はしているんです。

今朝、数年ぶりに枕元にプレゼントが置かれていました。

本当にうれしかった。

純粋によろこべたことも含めて。

私がそれに嫌悪感を抱かなかったことに関しても。

もう2度とこんな体験ができるだなんて思ってもみなかったんです。

昨年のクリスマス。

私は外国に居ました。

この時期に故郷から届いた小包。

そこに入っていたクリスマスプレゼント。

そっと取り出して、少し洗って拭いて、使っています。

一緒に暮らしていた友人と贈り物をしあいました。

私がサンタさん、彼女がトナカイという設定で何も知らないふりをしたのです。

今年は4年ぶりでしょうか、定かではないのですが、ようやく実家でのクリスマスを迎えることができました。

イベント事で自分の成長を確かめる。

それができるのは本当にありがたいことなのです。

それでは、メリークリスマス!