外国暮らしの病

心の病を患って数年。なんと海外に飛び出ちゃいました! そんな私の留学生活日記。→帰国しました

見た目を気にしすぎるのは

私は本が好きです。

だから、暇があれば新しい出会いを求めて書店へと足を運ぶんです。

今回の発見は実に「私たちらしい」ものでした。

ダイエット、美容、メイク術、ファッションに至るまで。

なにからなにまで「理想」を詰め込まれた世界。

日本人この枠組みを非常に気にしているのだと思い知らされました。

流行が邪魔して好きな服を着られない。

みんな同じ顔になれるような化粧。

自分らしさを打ち消してはいないでしょうか。

他者からの評価ばかりを気にして、まともに自分の身の回りのことができなくなる苦しみ。

違うジャンルですが、私には少しわかります。

細くいたいと思う反面おいしいものを食べたいという欲をもつことも、当然わかります。

インターネットの世界には、信じられないほどの美人さんがいっぱいいて、充実した生活を送っています。

中には本物もいるのでしょう。

でも、大抵は見せかけの偽りです。

それをそうとわかっているのに、騙されて、自分と比較して、勝手に嫉妬してしまうんですよね。

私もそうです。

加工の仕組みとかに全く追いつけていないので、見破れないんです。

私たち「ふつう」を強調したいくせに「周りとは違う存在」であることをアピールしたがる種族なんです。

だから「特別」が好きですし、「今だけ期間限定」にも弱い。

簡単に戦略にのってしまいますよね。

私も人のことは言えません。

期間限定のお菓子をついつい買っちゃうので。

多くの人はリアルの世界では爪はじきにされないよう、流行りに身を任せ、インターネットの世界では目立つために、充実している生活を創造するのでしょう。

私には到底できっこない話です。

強迫性障害と付き合っている身には波があります。

もちろん他の患者さんもそうでしょう。

調子のいい日と悪い日くらいありますよね。

化粧ができる日もあれば、全く動けない日だってあるんです。

そういうことを受け入れたのは自信の話とまた関係があるのかもしれません。

今でも、私の自信はフリだけですよ。

でも、それを重ねていると、だんだん自分を繕う必要がなくなってくるんです。

怠慢かもしれません。

それでも、受け入れる覚悟のつもりなんです。