曝露的トレーニング
強迫性障害の治療法である曝露療法。
これって要は我慢の積み重ねです。
苦手なことにわざと挑戦してみるというもの。
私は電車の座席に基本的には座れません。
そのため、そこに座るというのはある意味でこのトレーニングです。
本当はもっとハードなのでしょうが、私は森田療法を採用していますので、この程度でも褒められたいくらいです。
まあ、要するに試してみたんです。
電車のシートを使うことを。
でも、1人ではできません。
信頼のおける家族に隣に座ってもらい、かつ人の少ない車両で実行するのが精一杯です。
ちょっと不快感はありましたが、なんとか我慢できるレベルでした。
ほんの数駅でしたから。
少しの積み重ねはきっと大きくなるはずです。
私1人では無理でも周囲のサポートがあれば、できることだってあるんです。
感謝はしています。
でも、こんなことが!? っていうことが、けっこう大変で苦しいんです。
だから、迷惑をかけてしまいます。
わかっています。
「ふつう」でないことくらい。
でも、ふつうの人なんていません。
今までスローライフを送ってきて、寛容に私を包み込んでくれていた世界から飛び出してしまった気分です。
Step by step
ちょっとずつ。
一歩一歩の成長は焦れったいかもしれません。
でも、待っていてください。
私は人よりちょっと遠回りをしたり、後向きに進みすぎただけなのです。
いつか追いつけるように。
亀の歩みでも確かに一歩なのですから。