ローカルかグローバルか
日本で生活していると、決まったものしか口にしていなかったような気がします。
やっぱり日本食が一番馴染み深いですよね。
ここでいう日本食は和食だけを指しているわけではありません。
日本人の味覚合うようアレンジされた、言わば本場とは違うパスタなども含みます。
ハンバーグとかオムライスとかそういう洋食も日本食だと考えますね。
最近はやりの韓国料理。
日本で日本人用に作られたものを食べた時はおいしいと感じませんでした。
しかし、ここで本物の韓国人におすすめしてもらったコリアンレストランはすごく舌に合い、何度か通いました。
基本がシェア用なので、ちょっとお値段が張るのだけがネックです。
タイ料理も日本で挑戦したことがなかったのですが、結構たくさんレストランがあって気軽に立ち寄れます。
パクチーというのかコリアンダーが苦手なので、滅多に食べませんが働いているのもタイ人ばかりなので、私たち用のアレンジは加わっていないはずです。
ナイトマーケットによく出店しているチャイニーズのお惣菜は砂糖をたっぷり入れた甘い味付けが特徴的ですし、中国人が経営しているパン屋さんの商品も基本的に甘い風味がします。
それは肉まんですら生地に砂糖の風味を感じるほど。
ヤムチャなど楽しく蒸し料理を楽しめるお店が多いのは素敵ですけどね。
イタリアンは友人のご家族がサーブしてくれます。
休日の早朝、クレープを朝食に焼きながら待ってくれていることもあります。
ヌテラというチョコレートペーストを塗ったり、砂糖を振ってレモン汁をかけるという伝統的な食べ方を教えてくれました。
私たちに馴染みのある、バターシュガーは試したことがなかったんだとか。
他にもジェラートやクリスマスの焼き菓子なども振る舞ってくれました。
インド料理は4ヶ月以上に渡りよく食べたものです。
独特のスパイスと身体に染みつくほどのにおい。
インド人が傍にいるとすぐにわかるほど強烈なスパイシーさ。
クッキーをオーブンで焼くと、スパイスのにおいが移ってしまって、カレーのような風味になってしまします。
イギリスからやってきたfish and chipsは有名ですよね。
サクッと揚がった白身魚が実はサメというのがこちらでは一般的。
さすが地元料理。
ポテトは太くてホクホク。
それにレモンが添えてあるのが魅力的です。
魚は高価なのであまり食べられませんが、スモークサーモンも人気です。
一度、フィッシュマーケットでマッスルチャウダーというものを飲んだことがあります。
貝の種類が違うだけで、クラムチャウダーとほとんど一緒です。
しかし、店主がインド系だったせいかスパイシーでした。
ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブラジルなどなど。
まだまだ試したことのない料理がたくさんあります。
友人が言っていました。
世界中の国の郷土料理を食べてみたいと。
彼女と食事に行くと毎回新たな発見ができます。
いつも新しいものに挑戦するからです。
私もいつか彼女の国の料理を食べてみたいのですが、苦手なものが多いから食べられるかどうか……
世界中の料理全て食べるのには抵抗があります。
しかし、そこから興味深い事実を知ることもできるかもしれません。
でも、今はとりあえず日本の日本食が食べたいです。
牛カツとか最高なのでは、と思いつつよくわからない食事を作るわけです。