捨てられない
強迫性障害患者に見られる症状はさまざまですが、この感覚がわかる人は多いのではないでしょうか。
物が捨てられない。
いわゆる収集のような。
私の場合は、教材が整理できません。
思い返せば小学生の頃からです。
確か、「次の学年が終わるまではとっておきなさい」という担任の言葉に囚われたのが始まりです。
その結果、もともと心配性だった私は教材を捨てられなくなりました。
実は小学生の時の教科書とノートは私が高校を卒業するまでとってありました。
実家を出るにあたって捨てさせられましたが、処分する際に不安になったのを覚えています。
同様に中学生の時のものも回収されました。
最悪なのはプリントの類で、大切なことを走り書きしていないかと確認するのに時間がかかりました。
そして、今また教材の要る要らないに悩んでいます。
さすがに全部を持って日本には帰れませんし。
しかし、それらは私の軌跡でもあります。
手放せないのはそれだけではありませんが、目下の悩みは紙の束です。