行列の正体
行列ってどこにできていますか。
例えば、最近だとタピオカ店の前とかでしょうか。
私の中のイメージでは、そういったものはリーズナブルな価格設定のものにできやすいのですが、実際はどうなのでしょうか。
いわゆるインスタ映えしそうなオシャレでかわいいスイーツ。
流行の最先端を行くちょっと変わった珍しい食べ物。
そういう消費できるものにこそ並んでいると思います。
しかし、私がこの国で見た1番の行列は違います。
高級ブランド店にそれは続いていました。
黒服の男性がドアマンとして姿勢良く立っており、扉の前で客の出入りを調節しています。
そこで待っている、ほぼ全員が中国人というのが謎です。
ほぼ毎日のように同じ場所で同じ行列を見ることができます。
これにクラスメイト達も疑問を持っているようで韓国人に聞いても中国人に尋ねても、その理由はわかりませんでした。
しかし、不思議なのはそれだけではありません。
実はその通りにはたくさんの高級ブランド店が立ち並んでいるのですが、行列ができるのは、そのたった1店舗のみなのです。
ちなみにその横にある高級ブランド店には列はできていません。
食べ物でもないし、最新作が出たわけでも、限定品があるわけでもないのに、雨の日でも並ぶ理由が本当にわからないのですが、価値観が違うのだと思います。
行列が苦手な私には縁のなさそうなことですが、そこまで待つ理由を知りたい気もします。
場所が場所なだけに、そんな勇気ありませんけどね。