嘘つきな謳い文句
私の住んでいるエリアにはたくさんの日本から出店してきたスイーツ店があります。
シュークリーム、チーズケーキ、抹茶系とさまざまです。
しかし、私が日本で見たことがあるのは、そのうちのたった1店舗のみです。
ただ、抹茶系のカフェの存在は知っていたので実質2店舗ということになります。
食べてみるときちんと味付けは日本風ですし、店員さんも日本人です。
知らなかった所の中に私の友人がアルバイトをしていたお店がありました。
彼女に確認すると確かに日本からのものだということがわかりました。
他国にも出店しているようですし、調べてみるとその発祥の地の付近には日本でもお店が出ているみたいです。
また、その地方出身の子は聞いたことがあると言っていました。
知名度はこの通りあまり高くありません。
しかし、謳い文句は「No.1」です。
日本一だと暗に言っているのです。
確かにそれなりに美味しいのですが、そんなに有名でもないところが1位の座を名乗っていいものなのか。
その地位を語るに値する証拠のようなものもありませんし。
とはいえ、これは日本のお店だけではありません。
中国のパンケーキ屋さんの前にいつも行列ができているのですが、そこの謳い文句も「No.1」です。
試しに買ってみたら、美味しかったのですが、やはりどこにその証拠があるのかはわかりません。
私にとっての外国人はそれが「No.1」であるかどうか確かめようがありません。
だから、お店の言葉を信じるしかないのです。
そして、漢字が読め日本語がわかる私にも「No.1」が本当か知るよしもないのです。