バレンタイン・チョコレート
有名な話ですよね。
海外ではバレンタインデーが日本のような女性がチョコレートを贈る日ではないということ。
でも、私はしました。
単にチョコレート菓子を配りたかっただけです。
学校中の友人や先生、スタッフさんに感謝の気持ちを表したかったんです。
それから、当時の同居人にもチョコレートを用意しました。
昔、ホームステイしていた先にも持っていきました。
そこには甘い思い出ばかりがあるわけではないけれど、初めての長期海外滞在をサポートしてくれた恩もありますから。
それに、そこの娘さんとは今でもメールをするほど仲がいいんです。
逃げるようにして出て行ったのに、純粋に私を姉のように慕ってくれる子に罪はありません。
ホストマザーとのわだかまりはあったけれど、ほど良い距離感を保てば上手くやっていけるようになったのだと、このとき気付きました。
私の精神が安定してきたのか、それとも英語力が向上したのか。
「すっごく英語がうまくなったね」
と娘さんが言ってくれたのが、とてもうれしかったのを覚えています。
私にとってバレンタインは大切な人たちに感謝を伝える日になりつつあります。
今年も幸せをくれた人たちにお礼をしたいと思っています。