コミュ力の化物
最近の私。
強迫性障害患者はちょっと興味深いことに別に他者との関わりが嫌いな訳ではないんです。
むしろ、好きなくらい。
でも、接触は苦手なのでチャットなどSNSに頼りがちになってしまうことが多いようで。
かつては私もそうでした。
リアルな友人とも出かけられないので、直接は会話ができませんでした。
基本的にメッセージや電話でやり取りをしていました。
しかし、今は違います。
留学したことによって人と直に関わる楽しさを知ったのです。
まだ、接触には抵抗があります。
信頼関係のある友人にだけハグができます。
ただし手は繋げません。
なかなか難しいのです。
線引も、許容範囲も、タイミングも。
それでも、葛藤の中で真の一期一会を学んだのです。
ここ数日だけでも、駅やカフェにいる外国人に話しかけるような機会に恵まれました。
困っているところを助けたり、逆にこちらが
「言語交換しない?」
と話しかけたり。
はたまた、偶然ぶつかった時にこちらが英語で謝り、向こうが日本語で返してくるということから会話が弾んだこともありました。
そこから30分もお喋りが続くのだから、我ながら面白いんです。
ある外国人に、
「パーソナリティが日本人らしくないね」
と言われました。
「日本人は英語を使うことを恥ずかしがるのに」
と。
でも、私にとってもう強迫性障害を告白している時点で、そのくらいのことを恥ずかしいだなんて思う感覚はないんです。
かつてはありましたよ。
もちろん。
ただ、現状では練習の機会を得られることの方が大事なのです。
いろんな価値観に触れて、文化を受容したいんです。
コミュ力高いね。
なんて言われますが、それは私が私らしくなれたからなんです。
要は人が好きということをさらけ出せるようになったということなんです。
大事なのは相手を理解したいという心。
病気を知って認めてほしいから、私も努力するんです。