弱点:試験
緊張とか関係なく、テストというものに弱いのです。
思い返せば、これは昔から。
内弁慶な性格がそうさせているのでしょうか。
ふだんの私を知っている人には
「それだけできるから大丈夫」
と言いますが、実際の結果は……
先生でさえも毎回のように驚きます。
私がいくら英語が喋れたところで。
例えば知り合いにはそれがわかっても、就職活動などではスコアでしか見られないので、テストの結果が出来具合の評価になりますよね。
点数は目に見えるけれど、他人からの主観的な評価は数値化できません。
常に不安で確認行為が必要な私には皮肉なことに、点数で見てチェックできる方が楽なのです。
たくさんの人が学校で励ましてくれます。
上達したと言ってくれます。
しかし、スコアは変わらないんです。
これがどれだけ私を不安にさせているか。
人の言葉を信じたい。
それなのに、数字はそれをなかなか許してくれない。
15週間以上にわたって葛藤してきました。
努力もしているはずです。
でも、ダメなんです。
テストでなくしてしまうような、薄っぺらい自信が自尊心に潰されていくのを感じています。
いえ、本当は自信なんてありません。
あるフリを身につけただけです。
でも、それも吹き飛ぶくらいの戦いでした。
理想が高すぎて追いつかないのか。
要領が良くない性質のせいなのか。
私が心から応援した人たちはみんな達成できたことができない自分が情けないんです。
私は心が醜いから、人と比べすぎてしまうのです。
もっと自信をもったら、もっとよくなる。
そう先生は言ってくれるけれど、実はそれが一番タフなのです。